瀬戸内寂聴さん



 瀬戸内寂聴さんが九九歳でお亡くなりになられました。大往生ですね。瀬戸内寂聴さんって女性なのに出家されいて、スキンヘッドの尼さんっていうイメージが強いんですけど、実は出家される五十一歳までは不倫されていた人なんですね。先ほどお話した私が感じていたイメージと全然違うのですが本当の話です。不倫で相手との関係を断つために出家したとも言われています。そんな瀬戸内寂聴さんと不倫の相手であった作家の井上光晴さん。妻子ある売れっ子作家です。その売れっ子作家と恋に陥りました。その話を本にしたのが、何と相手の娘さんである作家の井上荒野さん。「あちらにいる鬼」というタイトルで二千十九年二月二十八日に発売されています。入念に瀬戸内寂聴さんに取材されて本にしているので、読んでいて小説なんだろうけど本物のようなストーリーがなかなか面白いですね。愛人側と妻側という二つの視点から話が進んで行くので、場面の展開が物語を面白くしているな!!と感じました。ぜひ恋に落ちていた瀬戸内寂聴さんの物語も読まれてみては如何でしょうか。