藁人形の育霊神社に行ってきました
育霊神社
それは小雪が舞う寒い日でした。12月に入ったのでもう寒いのはわかっているつもりでしたが、前日の天気からは想像もできなかったまさかの雪が降る寒い一日になった日に、呪いの藁人形で知られている岡山県新見市にある育霊神社に行ってきました。
行ってきましたと言っても奥の院までは行っていません。いや、最初は行くつもりでしたが、神社の駐車場に車を停めてそこから見える鳥居の奥にある奥の院の場所を想像してやめることにしました。かなり足場の悪い山道を歩くのが危険というか、もう一人の者が山を歩けるような靴を履いていなかったからなんですね。
直近に藁人形が打ち付けられていたのは2,3年前
車を停めて鳥居の方へ行くにはご近所の方の畑の横を通っていかないと行けないのですが、最初、私たちは鳥居までどうやって行けばいいのかわからず、舗装された道を歩いていたのですが、そうこうしていると畑仕事をされていたご近所の女性が道路に降りてこられ、育霊神社のことについていろいろお話を聞かせていただくことができました。
奥の院までは徒歩30分ほどかかるらしく(青年男性なら20分ほどで行けるそうです)、相当足場は悪いそうです。それで、もう一人の者の足元を見て絶対に奥の院までこの靴で行くのは無理だとご忠告をいただきました。そのご忠告がダメ押しになって奥の院に行くのはやめようとなったわけです。
お話の内容ですが、ごくたまに奥の院まで行かれる方がいらっしゃるそうで、少し前に青年男性が一人で行かれたと話されていました。
一番直近で藁人形が打たれていたのが2,3年ほど前にあったようです。どの季節のどの時間帯に行かれたのかは知りませんが、後述するように奥の院へ行くには急な山道を相当足場が悪い中、真夜中にお一人で行かれたのでしょうね。誰かに見られることなく藁人形を打ち付けないといけないらしいですから、相当な決意を持って行かれたのだと思います。
またテレビ局が夜中の撮影で10名ほどのスタッフが機材を持って奥の院まで行ったこともありましたよと言われてました。そのときは事前に神社から連絡もなく真夜中にゴソゴソ団体で奥の院まで行く人達がいてびっくりされたと言われていました。それはそうですよね。山奥の集落ですし、民家から山のほうには街灯もないので真っ暗です。だいたい深夜に人が歩いているなどないようなところですからね、びっくりされますよ。
夜に奥の院へ行くのは無謀
もう真っ暗です。そんな中、山道を誰にも見られずに奥の院まで行って藁人形を五寸釘で打ち付けるなんて私なんて絶対に無理です。足場は悪いし動物もいるでしょう。また雨が降っていたり雪が積もる季節はかなり足場が悪化するでしょうから、行かれるのならば季節のいい日中をお薦めします。それもしっかりした登山に敵した靴を履いて。
人それぞれ思いがあって行かれるのでしょうが、夜中に一人で行かれるのはそれ相応の覚悟と勇気と体力が要ります。
どうかお気をつけて行かれますように。