「実子誘拐ビジネスの闇」を読んで



「実子誘拐ビジネスの闇」を読んで

タイトル:「実子誘拐ビジネスの闇」
著者:池田 良子
発行所:株式会社 飛鳥新社
発行日:2021年4月26日

 初版は2021年なのでもう2年前に世に出た書籍になる。私は先月に買ったのだが、その時は話題の書という事ですぐに入手できず、約一月ほど待たされた。読み終えて「なるほど」この本がすぐに入手できない理由が分かったと感じた。
 タイトルからは子どもを誘拐でもして売り飛ばしているビジネスで儲けている連中がいるのか??と思っていたが、子どもの親権や面会交流などをめぐって儲けている法律関係者や預かり施設の実態が書かれてある。
 ネタバレの無いように感想を書こうと思うが、全体の3分の1ほど読み終えて、日本も拉致被害国家と言えないんじゃないか??という気持ちになった。事実、本書の後半には外国からは日本は「拉致国家」と呼ばれているという事が書かれてある。またハーグ条約に加盟している日本がハーグ条約が想定していないDVを返還拒否事由に入れているのだ。本書のキーワードは「継続性の原則」と「DV」。
 ぜひ読んでみてください。