ザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語を読んで



タイトル ザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語
著者 林 千勝
発行所 株式会社経営科学出版
発行日 2021年5月30日

 著者の書籍は本書で4冊目となるそうで、本書以前に発売されていた3冊はすでに読んでいた。私自身が近現代史を学びたいという思いからどれかいい本はないかな!と探していたところ、著者の書籍を偶然知る事になり読みはじめたのがきっかけで、今回のザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語を読んだ訳であります。
 著者の書籍はどれも一次資料を丁寧に調べられており、初めて知る事や学校で学んだことと違っているといった事、要は歴史の改ざんですね、そうだったのかという事が多々あり、無知な私が間違った歴史の通説から事実を知る事で、本当の真実は何か?という事にとても興味を持ち始めています。
 著者はこの本を含めて50冊を出版すると言われているそうですが、時間との関係で5冊ほどにまとめたものを近いうちに出してしまうそうです。その中でも本書は近現代史の大きな出来事に悉く絡んでくるロスチャイルド家の事が書いてあります。タイトル通りですね。まずはロスチャイルド家の事を知らないと近現代史は語れないといった事から、一冊目はロスチャイルドになったそうです。そのロスチャイルド家を学んだ上で世界で起きた大きな出来事に関して展開していってくれるのでしょう。
 中身の方ですが、著者は丹念に資料に目を通されているし、実際にイギリスにも行って取材もされているので、著者の思いというか気が文面を通じて伝わって来ます。昔はどこの国でもあった事だと思うけど、野望に向かって突き進む一族の結束の強さを感じずにはいられなかったですね。とくに王族や貴族との戦略的結婚や親族内での結婚。その他についてはぜひザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語を読んでいただきたいと思います。聞くところによると海外でも出版をしないか!!というオファーも来ているそうです。それだけこれまでになかった内容の書籍だという事と、よくここまで調べ上げたものだと正直思いました。
 尚このザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語はAmazonや一般の本屋さんでは売っていません。経営科学出版の直販のみになっていますのでご購入の際はお気をつけ下さい。