人気のアプリ「ジャーナル」を使う上でのデメリットを考えてみた



人気のアプリ「ジャーナル」を使う上でのデメリットを考えてみた

 ios17.2から標準で搭載されるようになった日記アプリの「ジャーナル」。日記と聞くと毎日書かないと行けないとか何を書こうって思ってしまい書く事のない日が出来たなどで、結局続かなかったという人が実に多い。
 「ジャーナル」という日記アプリは、iPhoneなどで撮影した写真や聞いた音楽、さらには行った場所や行動した足跡などから、こんな事を書けば如何ですか?といったような提案をしてくれる日記アプリだ。
 これによって何を書こうか?と迷う事なく日々の行動や活動履歴からアプリ側から提案をしてくれるテーマに答えるような形で日記が作られ、今までにない新しい提案型の日記アプリとして俄に注目を集めている。
 提案型アプリなので写真にコメントを書くようなだけで日記として完結できるのは大変有難いのだが、逆にデメリットもあるなと感じてきた。
 例えば今の時期だと新年会がこれから活況を迎えると思うが、その新年会の後、酔った勢いで男ばかり数人で風俗店に行ったとしよう。このような場合は大体は新年会まででの出来事で日記を終らせるのが普通だろう。だが提案型になるとiPhoneのナビからどこに行ったかのはお見通しであり、「ジャーナル」から夜の10時に○○ビルの風俗店に行ったようですが高いお金を払っての感想は??なんて聞かれないんだろうか??ってワタシなんぞは思う訳である。
 人には知られたくない事もあるし隠れて行動するような事は誰でもあると思う。そのような個人のプライバシーまでちゃんと配慮した提案をしてくれるのだろうか??
 結局、人の行動のログを取ってその行動ログをデータ化して売ったり、或いは人間の心理というものに使われたりなど、個人の行動ログを今後に活かす為の商売道具になっているのではないか??などと、最近思うようになって来ており、ちょっぴり「ジャーナル」を使うのを躊躇しているワタシです。