知床の思い出



知床観光船の沈没という報道を知り、事故に遭われた皆様の一日でも早く救助され無事であることを願っています。

コロナが日本で最初に見つかったのが北海道。その時に私は知床に行っていました。まだ金髪の外国人夫婦が同じ旅館に宿泊していたので外国人の入国が制限される前でした。私の目的は流氷を見る事でウトロ地区から見える海は流氷で真っ白でした。網走や紋別には流氷の中を船で遊覧する観光船が出ていますが、ウトロの漁船や観光船は陸揚げされていました。紋別にも足を伸ばしましたがサロマ湖ぐらいから紋別までの海岸線も流氷で見事に真っ白。ここは海じゃなく氷が張っている湖かと間違えるほど真っ白でした。あれからコロナ禍で私自身冬の北海道への旅行は手配はしていたものの、去年今年と二年連続で土壇場でキャンセルしました。一昨年は緊急事態宣言が出ていて今年はマンボーが出ていたので、今年に限っては行けないことはなかったんだけど、万が一コロナに感染したりするとマズイと思い出発直前に止めることにしました。そんな状況があってここ二年知床にも行ってないけど、観光船の事故はコロナで観光客が激減していたのが影響したのか無理をして出港したのが災いを招く結果となったみたいです。とにもかくにも安全第一に尽きますね。今後はコロナも徐々に収まってコロナ前のような活況に満ちた知床に戻る日もそう遠くないと思うけど、中国人旅行客の爆買いで潤っていた観光地も今後は今までと違った客層に変わってくると思います。私自身お土産の発送の件でトラブルがあったのが最後に行った二年前。その時の対応は日本人よりも中国人優先という風に感じました。とにかく中国人はたくさんのお金を落としてくれるけど日本人はお金を落とさない。だから中国人観光客の方が大切だといったような対応も変えなければ今後は生きていけないでしょう。北海道全体が中国様!!そんな空気感がプンプンしていたと思います。しかし観光産業の中で日本人だけしか仕事を受けないという会社もあります。私が実際にウトロで日本人しか受けないという会社で働いている人に出会いました。そういった足元をしっかりと見据えた会社もあります。きっと今もその会社は方向性をしっかりと持っているのでブレる事なく頑張っているんじゃないかと思います。なのでこのコロナ禍を機に今一度観光客に対するサービスというものを考え直すいい時期ではないだろうかと思います。たったひとつのウイルスで世界中が大パニックになってしまうのですから・・・やっぱり近い所から大切にしないといけませんよ!!今後の北海道観光業界に期待ですね。

ウトロから見る流氷で覆われた海。