祖父宅解体
かなり田舎の過疎地帯といわれる場所に祖父宅があった。つい先日のお盆開けに業者によって解体作業が終了したわけなんだけど、10年以上も空き家になっていて誰も住んでいなかった。
私も子どもの頃はお盆とお正月には祖父宅に帰省し親戚連中と顔を合わせていたわけだが、祖父も亡くなり続いて祖母が亡くなってからは田舎の先日解体した祖父宅には行く事がなくなっていた。
そうこうしているうちに去年ぐらいから真剣に祖父宅を誰が継ぐのか?という問題に直面し、結果相続人同士の話し合いで解体して更地にし、そこの土地や田んぼ山林などは直系が引き継ぐという事に決定した。
その後の不動産は引き継いだ直系が所有していくのか、はたまた売却するのかは直系の判断になるが、解体を持って一応ひと区切りがついた事になる。
かなりの田舎で過疎地域という条件なので解体業者がなかなか見つからずにいたが、この度解体してくれるという業者があったので区切りをつける事が出来たという事になった。
昔、皆が集まっていた祖父宅が亡くなってしまうというのは寂しい気持ちは当然あるが、これも時代の流れというか辺鄙な田舎という場所的条件からなくなってしまうかもしれない、いやなくなるのは必然ではないだろうかと思っていたが、いざ解体して立っていた物が綺麗に跡形もなく更地になってしまった工事終了の写真を見てひとつの時代が終ったなと感じてしまった。