『RICOH GR3』が高騰しているぞ！！
品薄状態が慢性化している人気のカメラたちの価格が高騰している。今は円安なので日本で販売するよりも海外で売ったほうが儲かるというのもあると思う。それにプラスして在庫調整を行い、市場に出す台数を少量に！！とにかく少量に出荷して価格が下落していないようにしているんじゃないのか？？と、勘ぐってしまう。
中古のカメラに関しても人気のカメラは高騰している。なかでも10年以上前に生産されたセンサーがCCDってヤツなんぞは人気だ。今のカメラはほぼすべてのセンサーはC-MOSセンサーというヤツなんだけど、昔のCCDセンサーの発色が良いというので、このセンサーを積んだカメラが中古市場でも高値で取引されている。
でも考えてみて欲しい。今のカメラ価格は新品・中古とも高すぎ。ワタシが今年になって買ったRICOH GR3なんて、価格ドットコムの本日（2024/05/23）の最安値価格が178.000円ですぞ。GR3Xに至っては181.000円からとこちらの方が若干高い値がついている。本年1月にワタシが新品で買った値段は12万円ぐらいだったと記憶している。3年ほど前なんて同じGR3でも9万円を切っていた時もあったほどだ。
中古にしても先程のCCDセンサー搭載の一眼レフは3年ほど前までは3.000円以下で売られているような良品物でも、買い手がつかなかったような機種が今や難ありの商品でも2万円超えなどザラだ。もう故障しても部品がなくて治らない可能性が高いカメラがそんな値段でも買い手が付いている。
ちょっとバブルじゃないけど異常な状況だ。写真ってカメラで撮るものだけど、いくら良いカメラを持ったとしても決定的瞬間や狙っている物を撮らないとただの箱でしかない。いくら高級カメラやCCDセンサーだといったところで、写せないと何の意味にもならない。
自分が決定的瞬間を取り逃がし、他の人がスマホで同じ狙いの決定的瞬間を撮影していたら、いくら良いカメラを持っていても写真として写せなかったらスマホ撮影に分があるのが写真の世界。今のYouTubeで撮影回数を稼ぐには撮影方法を解説するよりも、カメラやレンズの事を解説するほうが見られるというのもあると思うが、ちょっと現在のカメラ価格高騰に関しては、皆さん冷静になるべきじゃないだろうか。
