ニコン株がストップ高

カメラメーカーのニコン株が本日ストップ高になった。カメラ業界はスマホにシェアを奪われコンパクトデジカメが全く売れていない。なので新しく市場にコンデジが出るのもかなり少ないといった状況だ。カメラで売れているのは一眼レフとレンズだけ。なのでニコンの株がストップ高になっているという話を知った時は、リストラとか製品の見直しを含めた会社としての体質改善でも発表したのかと思った。
それで調べていくとサングラスで有名なレイバンを手がけるエシロールルックスオティカから関係強化の目的で出資比率を20%程度引き上げる事を提案されたと報じられ株価がストップ高になった模様。
ただしニコンの場合経済安全保障などの観点から「外国為替及び外国貿易法」上、海外企業による10%以上の出資は、国への事前届出や審査・承認を得る必要がある企業とされているので今後の展開には注視する必要がある。
要するに現時点での事業展開は非常に厳しい状況におかれているので、欧州企業からの買い増し提案を受けた格好だ。
事業としてとか株主としての立場から今回の出資比率に引き上げについていいのか悪いのかは私にはわからないが、カメラファンとしてはニコンが本来目指すべき方向やカメラ事業全体についてやりたいようにやれなくならないか??という心配はありますね。
