保津川下りの思い出



保津川下りの思い出

結構前の話になるけど、保津川下りの船には一〇回ほど乗った。亀岡から嵐山での間はわりと流れがきついところも多く、日本各地にある他の川下りや峡谷巡りの船に比べても、最もスリリングな川下りという印象を持っている。私が最後に乗ってから二〇年ほど月日が経っているが、当時は救命胴衣は着用していなかった。船頭さんは三〜四名乗船されていて、長い竹竿を川底の地面に突き当てて船を加速させたり、遊覧中の途中では岩に竹竿を当ててぶつからないようにしたりされていて、上手いな!!と感心しながら船頭さんの仕事ぶりを見ていたものです。今回転覆事故という残念なことが起きてしまい、さらに船頭さんも二名亡くなられた。秋の紅葉シーズンの保津川下りはその景観が素晴らしく個人的には大好きなシーズンだった。コロナが落ち着いてきて、さぁ!これからというときの事故。とても残念なニュースでした。