影

 自分の影やいくら写真が好きなワタシでも写真に出来る影の事ではないですよ今回は。私の言いたい影というのは裏で威勢のいいというか操る人の事。政治の世界を大局的な見地から見れば傀儡政権になるし、自民党なら医師会とか経団連で、立憲民主党なら労働組合で自治労や日教組、国民民主党も立憲民主党と同じく労働組合や連合が影になっているが、こちらは民間の方の組合がバックにいる感じ。
 今、日本の政治では公明党が自民党との連立から出て行ってしまい、自民党とどこの党がくっつくのか??という事態に注目が集まっている。当初は自民党の連立相手の筆頭格といわれていた国民民主党がどうやら公明党とひっつきそうな気配になってきた。なぜに自民党との連立にならなかったのか??という疑問をひも解いて行くにはバックを見よ。影を見れば理解できそうなヒントが出てくる。
 それで今最も注目されている国民民主党の影はどんな影をしているのだろうか??その影を見てみると上述の通り労働組合や連合という組織がバックについている。そのバックの影の連中が自民との連立は駄目だとなれば玉木代表も従わざるをえないんですよね。
 もうひとつ最近連立を離脱した二十六年間も自民党と連立を組んでいた公明党もバックは創価学会。こちらが自民党との連立離脱を指示したのではないか??と言う説が一番多くあり説得力もある。
 さてこうなってくると指示してくれている団体や企業などに逆らってまで政治をやって行けばバックや影からは協力してもらえないし、協力がもらえなくなれば国会議員は選挙に勝てなくなる可能性が大変強くなる。選挙で落選すればただの人。
 そう考えると今回の国民民主党が自民党との連立が出来なかった事もある部分では仕方がないんですね。影の意向は絶対だから。
 ただし今回は連立を組まなくとも政策で一致している部分が複数有り協力できる部分はあったはず。なのでまずは政策で一致している部分から協力して行って、それで自民党に貸しを作るという手もあったのではないだろうかと思うのはワタシだけだろうか。