KOBE1.17
阪神淡路大震災から今日でもう28年経つんですね。28年前の早朝に起こった地震の揺れは今でも鮮明に覚えている。あの日仕事に行こうとしても電車が動いていなかった。知人を迎えに神戸市内を車で走ったがガス臭くてあちらこちらの道路が陥没しており埃ぽかった。17日は警察も消防も役所もてんてこ舞いで交通整理どころじゃなかった。なので17日の夜ぐらいまではなんとか市内を車で走ることができた。ブルーシート、ポリタンクといった物がこの日以降大活躍することになり、会社の各都道府県の支社から送ってくれた。困ったのが電話。当時私は生意気にも携帯電話を持っていた。当時は恐らく携帯電話の所持率は成人の10%ぐらいの時じゃなかったかな。その携帯電話が大活躍することになるとは思ってもいなかった。何しろ固定電話が通じないのである。誰が気づいたのかはわからないが今でもある緑の公衆電話。当時本社の1階にその緑の公衆電話があったのだが、固定電話で掛けるよりも公衆電話から掛ける方が繋がる率が高かったらしい。しかも神戸市内にあった事務所の固定電話よりも携帯電話にかける方が。といったわけで東京本社の緑の公衆電話から私の携帯電話に掛けるという緊急連絡網が完成したわけだ。1.17になると公衆電話と携帯電話の有り難さを思い出す。少しぐらいは会社に貢献できたのかもしれない。