フランス大統領選挙の行方



四月十日にフランス大統領選挙の第一回投票が行われ、現職のマクロン大統領(中道)が首位、ルペン氏(極右)が二位につけ二十四日にこの二人の間で決選投票が行われる。前回と同じ構図となるが、前回はマクロン大統領が得票率六十六%を獲得し圧勝。今回は世論機関調査会社の予測では、マクロン大統領が五十一%、ルペン氏が四十九%と大接戦を予測している。ともに政策が大きく違いグローバリストのマクロン大統領対ナショナリストのルペン氏といった感じだろうか。現在のウクライナ問題の対応も違っていて、ルペン氏はロシアのプーチン大統領寄りなのでルペン氏が選挙で勝つとフランス国家としての対応が、英米と違ったものになって来ると思われる。ユーロの問題についてもルペン氏はイギリス同様離脱派でありNATOとの関わり合いも消極的な立場とされる。なので国の行方自体が大きく進路変更となる感じさえもする。ルペン氏はトランプ前アメリカ大統領に近い国家観を持っているように感じるし、マクロン大統領はNATOへの関与拡大を呼びかけており対照的だ。ウクライナ問題の処し方も違うし、広い視野で見てグローバリストVSナショナリストという対立的構図をフランス国民がどちらを支持するのかを個人的には注目している。マクロン大統領は四四歳でルペン氏は五三歳の女性。日本のリーダーたちと違ってどちらも若いのがいいですね。日本も若い人たちが積極的に政治の世界に出てもらい、日本の立場をはっきりとそしてしっかり伝えてほしいと思います。世界から三流政治と揶揄されないように日本も変わらないといけませんね。