セイコーマートは顧客満足度No1の店舗だった



コンビニは毎日とまではいかないものの、食料品などのちょっとした買い物でよく利用します。自宅から歩いていける距離にコンビニがあるので、何か足りなければ大抵のものはすぐに買えるので非常に便利です。

そのコンビニ業界で顧客満足度指数コンビニ部門で4年連続1位に輝いているのが北海道のセイコーマート。私の地域には残念ながらセイコーマートはありません。なので大手コンビニ3社のうちのどこかで買い物をしています。

知人が北海道に行ったらセイコーマートのカツ丼を必ず食べるという人がいます。またクロワッサンは必ず食べるという人もいましたが、なぜセイコーマートなの?どこのコンビニでもあるじゃない!って別段気にもしませんでした。

毎年冬休みを利用して北海道に行っている私はもちろん現地でもコンビニを利用しますが、大手3社のどこかをずっと利用していました。2年前までは・・・・。

最初にセイコーマートを利用したのが去年の冬。あまりコンビニがない場所でどこかで軽食を買おうとコンビニを探していたのですが、たまたまあったのがセイコーマート。本当は大手3社のどれかに行きたかったのですが、仕方なくセイコーマートに入ったのでした。

セイコーマートもコンビニなので大手3社ほどの品揃えがなくても、そこそこは揃っているだろうとあまり期待せずに店に入ったのでした。しかし、ある商品を見つけてから私の見方が変わったのです。

その商品がおにぎり。どこのコンビニでも売っています。が、セイコーマートのおにぎりってある一部の商品はその店で作って販売しているんですね。「ホットシェフ」といって店内調理の商品です。はじめて知りました。

買ったおにぎりが「すじこ」。270円です。高いですね!!でも食べてみて本当に美味しいんです。手作りで温かい。

知人がかつ丼、クロワッサンを絶対に食べるという理由がおにぎりを食べてようやくわかりました。こういうことが理由なんだと。

それともうひとつ私が購読している月刊誌にセイコーマートを運営するセコマ社長、丸谷智保さんに関する記事がありました。その一部を紹介すると、

大手はどこでもおでんをやりますよね。だから、うちは逆におでんはやらない。お客さんから言われるんですよ、北海道の冬は寒いし、おでんをやってくれと。でも、絶対によその真似はしない。これは矜持ですね。

その代わり、温かいおにぎりやクロワッサン、ジンギスカン弁当、カツ丼などを店内調理する「ホットシェフ」とか、自分たちの工場でつくっているプライベートブランドとか、特徴的な商品を出していく。

 

致知出版社 月刊致知2020年2月号 22頁より引用

読んでみて大手や競合とは一線を画した独自の商品・サービスを提供することで多くの人々から愛される企業とはこういう会社なんだと。

大手3社を抑え、顧客満足指数コンビニ部門で4年連続1位になる理由がここにあるんだと、納得しました。

近所にセイコーマートがないのは本当に残念なのですが、これからもいつ北海道に行ってもセイコーマートを利用者せてもらおうと思います。