網走モヨロ鍋を食べた



網走で宿泊した網走ロイヤルホテルのエレベーターの中で偶然目にした網走モヨロ鍋のポスター。
極寒の2月で夕食を食べに繁華街にでも出かけようとは思っていたが、この寒い中あてもなくお店を探すのは正直なところ無謀だと思っていた。
何しろ知らない地である。土地勘もないし知っている店も何もない。だったらホテルでの食事でいいんじゃないということで網走ロイヤルホテルの1階にあるレストランに向かったわけであります。

ポスターには値段も書いてあり、ホテルにしては良心的な値段設定というのも足を向かわせた理由の一つ。ホテルと聞くと高いという先入観を持っていましたが、網走ロイヤルホテルのレストランは後ほどテーブルで目にしたメニュー表を見てもとても良心的な値段だなと思った。

さて目当の網走モヨロ鍋を注文するのは決まっているけど、エレベーターで見たポスターには、いくら丼か海鮮丼かを選べるセットメニューになっている。海鮮丼にすると鯨の刺身も付いている。なのでちょっとお得な気分にさせらる。貧乏性の私は迷わず海鮮丼の方を選び料理が運ばれてくるのを待ちました。

ここからは写真入りで網走モヨロ鍋セットを見ていきましょう。

海鮮丼の食べ方なんですが、私はたまり醤油に山葵を混ぜて一気にお米の上にある海鮮たちにかけてしまいます。そして海鮮ネタとご飯をお箸でつまみ口に入れます。なぜそんな食べ方をするのかといえば答えは丼ぶりだからとしか言えないですね。人によってはネタをたまり醤油につけそのまま刺身のようにして食べる人、またもう一度ご飯の上にたまり醤油のついたネタを戻してご飯と一緒に食べる人もいます。どれが良いとか本当の食べ方とか関係なく好きに食べて美味しければそれがいちばん良いですよね。

鯨のお刺身。子供のころに給食で鯨は食べたことがありますが、お刺身を食べるのははじめてでした。あっさりして癖もなく美味しかったですよ。


最後に網走モヨロ鍋のモヨロについて語らねばならないであろう。

モヨロ、、、モヨロ、、、モヨロ、、、皆さんは何を想像されるだろう?

私ははじめ方言が訛って美味しいとかうまいなどを意味する言葉から派生したものかなと思っていました。

気になって調べてみたのですが、どうやら縄文文化やアイヌ文化とも違う古代遺跡が大正2年に網走で発見されてから、モヨロ文化と呼ばれたため、そこで生活していた人々をモヨロ人と呼ぶようになったのはごく自然な成り行きだろう。今ではオホーツク沿岸一帯で出土しているのでオホーツク文化と言われているそうだ。

そのモヨロ人はアムール川流域あるいはサハリンから南下してきた海洋狩猟民ではないかと考えられており、約1,000年前に忽然と姿を消した北方の民「モヨロ人」をイメージした鍋をモヨロ鍋と言っているそうだ。モヨロ人は流氷に乗ってやってきて流氷に乗って去っていったとも言われているようです。

最後にモヨロ鍋を食べた感想を!!!

魚やカニのいい出しが出ていてとても美味しかったです。冬に限らず網走に行かれた時にはぜひ食べてみてください。

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