2月22日の東京市場で日経平均株価の終値が、1989年12月29日に付けた史上最高値（3万8915円）を34年2ヶ月ぶりに更新した。
　所謂バブルという時代を生きてきた人間としてこの日経平均最高値更新というニュースは素直に嬉しい。ただ当時を知る人間として日本全体の明るい雰囲気や個人消費の低迷という部分は、全然日経平均最高値更新というのとは全く釣り合っていない。要するに株価が高いという事は企業にとっては業績も良くて良いのだろうが、そこで働く人々の所得は株価上昇と比べて横ばいだ。株主ばかりに還元してきた対価を労働者に還元しないと経済は良くなってこない。
　今後の事を予測すると日経平均株価の高値更新は暫くは続くと思う。いかに労働者に富を分配して経済を活性化させていくのか？企業の還元方法に注目していきたいと個人的に思っているところだ。