山本由伸がドジャースと12年総額3億2500万ドル（約462億円）の契約で合意したと報じられた。先に契約していた大谷翔平と来期は同じユニフォームを着る訳だ。
　日本人にとってはとても楽しみな来シーズンのドジャース。これだけの補強をしたのだからワールドシリーズ制覇をぜひ成し遂げて欲しいと思う。
　彼ら以外にも日本人の大物がメジャーに行っている。日本のプロ野球はどうもメジャーリーグの予備軍的存在になってしまったように感じる。サッカーでも同じで今の日本代表のメンバーの殆どが現在は海外のクラブに所属している。野球とサッカーの歴史が日本の視点という目線から見た場合では違うが、一流どころが海外でプレーするという現象には変わりはない。今後もフリーエージェントを使って海外移籍のプロ野球選手は後を絶たないと思われる。
　行きたくなる理由のひとつに世界最高峰のリーグでプレーが出来るというのもあろうが、年棒の違いが大き過ぎるのも事実だと思う。おおまかな感じだと日本での年棒にゼロが余分に付いた金額がその人の目安っぽくなっている。3億円貰っている人がメジャーへ行くと30億円という年棒が妥当という感じだ。
　来期ドジャースへ行く二人の年棒は140億円となる。山本由伸が38.5億円で大谷翔平が101.5億円というとてつもない数字だ。総額で1477億円（大谷翔平が10年契約で約1015億円、山本由伸が12年契約で約462億円）になる。
　サラリーマンの生涯年収が2億円といわれている。生涯で2億円だ。大卒で就職し60歳定年とすると38年間で2億円。彼ら二人の年棒が天文学的数字というのも頷けるだろう。