カメラは2台は持とう
一眼レフを購入し本格的に写真を撮りだしてから15年ほど経ちますが、最初の頃はAPS-CサイズのEOS-KissXというカメラ1台で3年ほど撮影していました。とにかく写真が撮りたいという気持ちだけで飛行機や列車を中心に撮りまくっていました。しばらくしてくるとレンズが欲しくなり、とくにズームレンズよりも単焦点の方が描写がいいということを聞きつて、300mmから始まり、ポートレートに人気の135mm、マクロもしたいと思うようになり100mmとか、目線に近い画角の50mmなどカメラバッグには本体以外にいつも5本ほどの単焦点レンズを入れて、パンパンのバッグを背負って撮影に出掛けていました。単焦点レンズだと画角が一定なので、自分が望む写真にするにはポジションが遠すぎると近くに寄ったり、逆に近すぎると離れたりして、足で動いて理想の画角を探し撮影していました。ズームレンズだと画角に幅があるので、そんなに足で動かなくてもレンズの焦点距離を変えることによって、理想に近い画角を探せます。ですが描写にこだわって単焦点を好んだ私には、その時に足で画角を探していましたので、その経験は今となっては良かったと思っています。
3年ほど経った頃に関西国際空港に撮影に行った時でした。何枚か撮影していていつものように撮影を楽しんでいたわけですが、突然何の前触れもなくシャッターが切れなくなってしまったという出来事に遭遇してしまいました。その日は滅多に見ることのない旅客機がやって来るという事だったので、その予行演習的な撮影を早めに来て行っていて、撮影ポジションからカメラ本体の設定まである程度固めていた矢先のトラブルに、ガッカリと気落ちしてしまった記憶が残っています。帰宅してからカメラ屋さんに持って行き、修理することになったのですが、カメラって代替え機は出してくれないんですよね。そして1週間から2週間ほどの修理期間が必要にもなります。修理代金は保険を掛けていたので掛からなかったけど、当時の私は撮影が生きがいでしたので、半月もの間撮影ができないっていうのは途轍もなく寂しい事でした。
その時の轍は踏むものか!という事で、この件がきっかけとなり後日フルサイズ機のEOS5DⅡを買った時に、EOSKissXは下取りに出さず手元に置いておいて、2台体制で臨むようになったのであります。現在はEOS5DⅣ、EOS80D、FUJIFILM XF10を所有していますが、どのカメラも場所や被写体によって活躍してくれています。来月初めにはキヤノンから新しいフルサイズミラーレス機の発表が噂されており、デジタル一眼レフからミラーレス一眼レフにマウント変更することになるかもしれません。そうなるとレンズも変えないといけませんから、コロナ騒動の影響を受けている私も、夏の賞与が今までよりも減る事が予想されるので、思い切って総替えしようか、それとも少し様子を見たから買おうか悩んでいるところです。しかしこれも時代の要請であり、この先2年以内にはいくら悩んでいてもミラーレス一眼レフに変えているでしょうから、そう考えると早いうちに全部変えてしまっている方が良いのかな??といった気持ちの方が勝っている感じでいます。いずれにしても先の教訓がありますので、フルサイズとAPS-Cサイズのミラーレス機を一気に2台購入という形は確実ですね。