意識の大切さ
昨夜WBC日本代表が勝ってチームは本日アメリカのマイアミに到着したというニュースをテレビで放映していた。私も新聞で昨夜の勝利をもう一度振り返りたいと思い、購読している読売新聞のスポーツ欄を読んでいた。野球の話題も良いんだけど、連載記事に目が届き、とても良いことが書かれてあったので、忘れないようこちらに備忘録として残しておこうと思い書く事にした。その記事とは箱根駅伝の襷のメモリーというコーナーなんだけど、本日は東洋大学の酒井俊幸監督。いきなり記事の冒頭から釘づけになったんだけど、酒井監督が必ず、説き聞かせる話で、
引用すると『「私の学生時代、東洋大はシード権を取れるかどうかのチームで、自分も三流のランナーだった」。それでも、と続く。「実業団で意識を変え、食事を変え、目標を変えたら五輪を目指せるレベルになって世界が変わった。君たちも高い意識を持てば、できる」』
本当に素晴らしい言葉ですね。実際に一選手から五輪を目指せる選手に変わった本人の言葉ですから説得力があります。近年箱根駅伝はスピード化と山登りに強い選手が配置できたチームが優勝や上位に来ているという傾向になっている。東洋大学の優勝の時も「山の神」と言われた選手が山登りで大きなアドバンテージを作り優勝に貢献した。少し優勝から遠ざかっている東洋大学だが、上手く噛み合えばいつ優勝してもおかしくないだけの選手層だし、それだけの実力はあると思っている。かつて名門と言われた日大や中央大学は本戦出場を逃した時期もあり、早稲田大学も予選会からの出場もあったというように、かつての名門大学も気を抜くと箱根で走ることができないといった事態が起きている。それだけ実力が拮抗している状況だ。近年は新興大学の活躍が目立ち始めており、さらにアフリカ大陸からの留学生を使って上位進出している大学も多くなってきた。そんな中、東洋大学の選手たちの意識に注目し次の箱根駅伝を楽しみに観戦しようと思う。