いいレースだった第24回中山グランドジャンプ(J-G1)



競馬の障害レースが少なくなって来ていますが、本日四月十六日(土)に中山競馬場で行われた第24回中山グランドジャンプ(J-G1)は久しぶりに見たいいレースでした。平地でも最近はいいレースだったな!!って思うようなレースは久しく見ていないので、今日は競馬で感動した一日でした。中山グランドジャンプがスタートしてからすぐに、私は一番人気のオジュウチョウサンと三番人気のブラゾンダムールの一騎打ちになるだろうなという予感がしました。どちらも中団からレースを進め、勝負所でチャンピオンのオジュウチョウサンより先に動いたのが挑戦者のブラゾンダムール。四角ではこの二頭の手応えが残りの馬よりも明らかに良い。直線の最終障害を挑戦者のブラゾンダムールが先に飛越しチャンピオンのオジュウチョウサンがピッタリマークする様相。最後の叩き合いではチャンピオンの貫禄が勝り先頭でオジュウチョウサンがゴールイン。二番手でブラゾンダムールが入線した。昔はテンポイントとトウショウボーイの有馬記念での一騎打ちが有名だけど、それにも劣らないような今回の中山グランドジャンプでした。こういういいレースが障害競走で見れるから障害レースをもっと増やしてほしいと私は思っています。怪我やリスクを考え障害レースを廃止しろという声があるけど、平地で花開く事がなかった馬にも障害レースで第二の人生を開花する馬もいます。事実今日勝ったオジュウチョウサンも平場では全くダメでした。が、障害レースに出走することによって開花した一頭です。今日のレースの映像はJRAで見る事ができますので、ぜひ素晴らしい中山グランドジャンプレースをご覧になって下さい。