オークスは岡田一族馬券だった



 5月24日(日)に東京競馬場で行われた第81回優駿牝馬(芝2,400m)で、先月阪神競馬場で行われた桜花賞に続いてデアリングタクトが勝ちG1レース2連勝となった。
 デアリングタクトは中段より後方を追走し、最後の直線では前の馬が壁になってなかなか外に出せない状況だったが、バラけた直後から鋭い差し脚で猛追。ゴール前ではきっちり捉えて自身デビューから4戦4勝となった。
 2着にはウインマリリン、3着にはウインマイティーが入り、去年G 1レースを席巻したノーザンファーム勢の上位入着とはならなかった。それよりも日高で生まれた馬たちが上位入選した事には、しばらく低迷している日高地区の馬産地に明るい光が見えてきたといえよう。
 また1着馬から3着馬までが岡田一族の関係馬というのも何かの因縁のように感じる。優勝馬のデアリングタクトはノルマンディーサラブレッドクラブの所有馬だが、このクラブのトップは岡田スタッドの岡田牧雄氏。2着、3着馬のオーナーはウインレーシング。岡田牧雄氏の実兄にあたるビッグレッドファームの岡田繁幸氏のご子息が経営している一口馬主クラブだ。今年の3歳G 1レースだけを見ると、ここ数年続いているノーザンファーム旋風にピリオドを打った感じだが、馬産といえばすぐに結果が出るものではない。種付けから生産、初期調教を経て本格的な騎乗を開始し、上手く仕上がればトレーニングセンターに入厩し、ゲート試験を合格してからデビューという運びとなるが、デビューまで実に4年近い歳月が流れており、今やっていることは5年前の成果だと牧場関係者から出る言葉には納得できる。また体質が弱かったり、競走馬として仕上がらずに、一度もレースに出走することなく引退する馬も結構いるのが現状だ。
 近年、生産以外の調教の部分が重要視されている。トレーニングセンター入厩前やレース後の休養でトレーニングセンターを離れ、身体を休めながら調教も行なっていくという外厩の重要性が言われている。ノーザンファーム天栄の存在で注目された外厩だが、岡田一族も生産から調教に至るまで、自分の所の牧場で行っている強みがあるとはいえ、久しぶりに日高生産馬で日高調教馬から強い馬が出てきたことは、調教だけを主とする外厩関係者にとってもいい出来事だったと思う。
 馬券については岡田一族馬券を買っていれば今頃ホクホクになっていただろう。予想外の馬が絡んでくるのが岡田一族の特徴かも!!