第66回宝塚記念(G1)現地観戦記

第66回宝塚記念(G1)現地観戦記

 久しぶりに行ってきたG1レースの宝塚記念。久しぶりと書いたのは今回で3回目の宝塚記念の現地観戦になり、2回目の観戦が終って今回までは20年以上の間が開くからだ。
 なぜ20年以上も間が開いたかというと、当時は事前予約無しに現地に行って入場券を買えば誰でも入れた。当時の宝塚記念の開催日は今よりもう2週間ほど遅く梅雨の真っ只中。そんな中で快晴のお天気になったのが2回目の宝塚記念観戦だった。気温は30℃を超え梅雨時期だから物凄い湿度で不快指数が半端無く高い。
 G1レースだから入場者も大変多く、上述の通り30℃声で湿度も高いとなれば必然的に咽が渇く。今みたいに熱中症、熱中症と煩くいわれていない時だったが、自動販売機のドリンク類に売店のドリンク類にアルコール類が何とすべて売り切れになってしまったのだ。
 もう地獄。この世の地獄とはこの事を言うのだと思えるくらい苦しかった。そんな経験からG1レースは指定席が当たらないともう行かないと心に決めていたのだが、競馬仲間の熱心な誘いと断り切れない理由もあって心の中では嫌々ながら阪神競馬場へ出向いた訳である。
 今回はドリンク類が売り切れとなる事もなく沢山用意してくれていたようだ。昼食の為のレストランは11時半ぐらいから13時半ぐらいまでの間はどの食事関連の場所も長蛇の列。G1レースは弁当とか軽食にドリンク類は荷物になるが持参するのが王道だと思った。
 現地での馬券購入は並ばないと買えない。ネットで買うのがいいだろう。なぜなら並びながら馬券検討すると気も散るし集中できないし、いろいろな雑音などもあってお勧めしない。しかし一同に5万人(2025年は4,8万人と言われている)入るのでJRAのWi-Fiや携帯電話会社の回線も混雑してサクサクとは動かない。というよりも重くてイライラする感じだ。
 ファンファーレはウイナーズサークルで音楽隊の生演奏だったのでまるっきり聞こえない。また宝塚記念のレース観戦は早めに馬場の見える場所に行っておかないと走っているお馬さん達の姿を見れない。パドックも同様だが、一眼レフに大砲レンズを付けた人の後ろにいれば、その人達はレースも撮りたいのでお目当てのお馬さん達の撮影が終れば移動してくれるのでいつかは見れる可能性が大。
 スターターの合図がありファンファーレとともに鳴り響く手拍子は現地でぜひ体験してほしい。物凄い一体感と拍手の大きさに圧倒されるだろう。
 予想は前日に100%決めておく方が良い。当日検討はお勧めしない。
 来場は阪急電車がお勧めで車は渋滞に巻き込まれる可能性が多い。正直なところ馬を真近で見たい人や現地での臨場感を味わいたい方が行かれるのはいいと思うが、私の場合宝塚記念のレースは人が多くて観れなかった。なので自宅のテレビ観戦の方がゆっくりと見れるので、それほど現地に拘れないのであれば自宅観戦をお勧めする。