コンデジにフィルターを



 XF10を散歩の時や一眼レフを持ち出しての撮影に出掛ける時にも一緒にお供して撮影ライフを楽しんでいます。写真を撮影するのにカメラやレンズ以外にいろんなアクセサリー類がありますが、よく使うアクセサリーにフィルターがあります。私の場合はとくによく使うのがPLフィルター。空を青くしたり木々のテカリや水面の乱反射を除去したりするのにとても有効なフィルターなのでいつも持ち出していて、ほぼ毎回使っているアクセサリーになります。

 一眼レフならレンズの先端にフィルターが装着出来るように切り口が切ってあるのですが、XF10には残念ながら切り口がないのでフィルター類を装着することは出来ません。が、別途SONYから発売されているフィルターアダプターという物を装着することでフィルターを着ける事が可能になります。そのフィルターアダプターは「ソニー SONY フィルターアダプター VFA-49R1」という物で、通販で購入可能なので興味のある方は購入されてみてはいかがでしょうか。

 最近のカメラはコンデジでもPLフィルターが内蔵されているカメラが発売されています。PLフィルターが最初から内蔵されていれば買わずに済むんだけど、私が持っているXF10にはPLフィルターが内蔵されていないので、フィルターアダプターを付けてPLフィルターを使っています。が、コンデジならではの悩みというか使いにくさがあります。

 それはPLフィルターの効果を発揮するには、太陽が自分の背中側から光を当てるように使わないと効果が出ないのです。逆光の状態で使っても駄目なんですね。で、XF10にはファインダーがないので、背面の液晶モニターを見ながらPLフィルターの効果を見極めないといけないんです。先ほど太陽が自分の背中から光を受けている状況じゃないとPLフィルターの効果が発揮できないと書きましたが、まさにこれがポイントになってしまい、XF10の背面の液晶モニターを見ながらPLフィルターを回て、どこの場所で効果が最大に発揮されているのかを見て行くと、太陽の光が邪魔してしまってXF10の液晶がものすごく見にくくなってしまうんですよ。要は光が背中側からXF10の液晶に当たるものだから、光って見えないんですね。SONYのRX100を使っている時もそうだったんだけど、ファインダーがないと液晶だけだと見えずらいというのが正直な感想になります。

 しかしPLフィルターの効果が発揮できれば美しい写真が撮影できます。液晶で効果を見極めながらPLフィルターを回していくという難しい作業になりますが、効果が出ればその苦労も報われます。お試しあれ!!