第91回東京優駿(G1)を振り返って



第91回東京優駿(G1)を振り返って

 勝ったダノンデザイルは皐月賞のスタート前に跛行でレースを走れなかった馬。正直なところ跛行の影響でダービーは完璧な状態で出走していないのでは?という先入観を持ってしまっていた。が、2馬身差の圧勝。関係者の立て直しと馬の頑張りで勝てた素晴らしいレースだったと思う。
 2着のジャスティンミラノは負けてしまったけどセンス有るレースは見せてくれた。少し距離が長いかな?という感じはしていたが、きっちりトレースはしてくれて改めて能力の高さを見せてくれたと思う。
 3着のシンエンペラーは状態が上向いていてるのは明らかで、これくらい走っても不思議でない馬。5着に敗れた2番人気のレガレイラは牝馬ながら果敢に挑戦してきたが牡馬の壁は厚かったか。3番人気のシックスペンスは9着と惨敗。見せ場すら作れなかったレースとなってしまった。
 逃げると思われた馬が出走を取り消し平均ペース以下の流れになってしまい、前に付けられた馬や向こう正面からまくって前に行った馬が上位入線している。