近所に住んでいる幼なじみ家が、今日引っ越し業者が来て家財道具一式をトラックに積み、新しく移り住む家に向けて荷物を運んでいた。幼なじみとは同級生で小学校へはいつも一緒に登校していた仲だ。中学校に上がる時も真新しい制服を着てその同級生の家の庭で写真を撮っている。そんな仲の一家が急に引っ越して行った。
　そういえばゴールデンウィーク前に同級生が一時帰省していたと父親から聞いたが、もしかするとその帰省時に荷物とかの整理をしていたかもしれないと今になって思った。
　そこの家は鉄筋3階建ての豪華な家。土地は後で知ったが所有者は他人で土地はどうやら定期借地権で借りていたらしい。3階建ての自宅だけ自前で建てて住んでいたようだ。なので借地権の期限が来て出て行く事になったのだろうかと推察してしまう。
　というのも私が小学生中学生の時は住宅街ではあったが回りは田んぼだらけ。歩いていける範囲にはスーパーすらなかった。が、十数年前にJRの駅が出来てから大手スーパーがやって来たり、回転寿司屋やドラックストアなどが軒並みやって来て賑わうような地域に変化していった。そんな影響があった為か借地権の期限が到来し、土地の所有者は他に商売する人や会社に、またはパーキングにしたほうが儲かるとでも考えたのかもしれないと思うようになってきた。もしくは適当な住宅が見つかって出ていったのかもしれないけど・・・。
　いずれにしても急な事で正直な所寂しい思いだ。近年は同級生と接する機会も皆無で、そこの家族とも挨拶程度しかしていないほどのお付き合いだが、新しい場所でもご近所とのいい関係を築いてもらって過ごしていただきたい。
　皆さんどうかお体に気をつけてお過ごし下さい。仲良くしてくれて今まで本当にありがとうございました。