勝ったレモンポップは一度も他馬に前を走らせる事はなかったですね。並んでいたのはゲートだけ。後は後続を寄せ付ける事なくまんまと逃げ切ってしまった。前走の盛岡で行われたMCS南部杯（Jpn1）の大差勝ちは相手関係が弱かったから勝てたとか、今回の1800mは距離が長いといった声が聞かれたが、全く危なげなく勝てた事はこの馬の強さを証明したといえる。
　2着のウィルソンテソーロは最後方2番手から直線だけに勝負を賭けたレースがハマった感じ。こういう極端な競馬は展開によっては外れる事も十分に有るので勝馬との力の差は着差以上にあると思った。
　3着のドゥラエレーデはダート競馬ではUAダービー（G2）2着という実績がある馬だが、芝の馬だという印象が強かったので全くノーマークだった。2番手からの前残りだが馬体重がｰ14キロと絞れていたのも良かったと思う。
　4着のテーオーケインズは往年の力から若干の衰えを感じていた。しかし堅実でまだまだいけそうだ。
　5着のメイショウハリオもテーオーケインズ同様堅実さを発揮したレース。
　人気どころでは2番人気のセラフィックコールは一線級の馬との対戦が初めてだったので厚い壁に阻まれた感じ。3番人気のクラウンプライドは前走より+15キロというこの馬の最高馬体重での出走が応えたのかも。2頭とも全く見どころ無く惨敗だった。
　勝ったレモンポップの強さだけが際立ったレースで、今後も同馬はダートではかなりの活躍が見込めるであろうと思わせるレースだった。
　馬券の方は全くカスリもしなかった。1着のレモンポップは買っていたが2，3着馬はノーマーク。悲しいが次回のG1レースは頑張ろうと思う。

第24回チャンピオンズカップ（G1）の展望

　中京競馬場で行われるダートのG1レース。距離が1800ｍで左回りになる数少ないJRAのダートでのG1レースとなる。ダートなのであんまり穴馬が突っ込んできたというのが少ないレースだと記憶しているが、今年は果たしてどんなレースになるだろうか？　私の一番手評価は大外枠に入った15番のレモンポップ。前走のMCS南部杯に勝った馬だが2着馬に2.0秒という大差を付けての勝利という強い内容。2走前にドバイでは10着に負けているが、そのドバイのレース以外は全てのレースで2着までに来るという強くて堅実な馬。ここも主役で。　2番手評価が5枠9番のクラウンプライド。なかなかバテくてしぶとい馬でここに来て力をつけて…

ZAK