親の七光



親の七光

元々は「親の光は七光」といっていたが、最近では省略されて「親の七光」とか、ただ「七光」といわれている。「七」は大きな数としていう。大辞林によると、<子の出世や評価に大きく貢献する、親の高い社会的地位や名声などの威光。親の光は七とこ照らす。親の七光。>みなさん同じだと思うけど、自分のまわりを見渡せば親の七光りを受けている人って結構いると思う。今日、会社の人事を知って私は椅子から転げ落ちそうになったんだけど、どう見ても親の七光り以外考えられないという人事があった。それも多くの従業員からかなりの反発や恨みが出ること間違いなしという人事。誰がどう見てもおかしいというヤツね。当事者を親の七光りを受けたレインボー君としよう。我が事業所は従業員の4割が何らかの役職者になるんだけど、その彼も2年ほど前に役が付いたんですね。それも今回と同じように親のおかげで・・・。それまでのレインボー君は出社はいつもギリギリで遅刻もちょいちょい。なので私は後10分早く出社してみたら人生が変わるよ!!とアドバイスをした。その後レインボー君は真面目に私の話を素直に受け入れたどうかは定かでないけど、余裕を持った出社時刻に来るようになった。なかなか偉い!と私はレインボー君を見直した。その彼が出社時刻に余裕ができると、今度は上司に出社前に電話を入れコンビニでお使いをしているんです。朝はみんな忙しいからコーヒーやタバコを買って来てくれる人って結構貴重なんです。そのことを知った私はサラリーマンだからゴマスリも必要と特段何も思わなかったけど、今思うとこういったお使いごとなどは出世に影響していたんですね。最初に役職が付いた時も親の七光りだったけど、今度は自分のゴマスリと親の七光りという二刀流を使って来たのでそりゃ〜鬼に金棒です。レインボー君が付いた役職を狙っていた複数の人達はどう思ったのでしょうか??おそらく全員は親の七光で片付けてしまうと思うけど、朝のお使いもあったということは隠しておこうと思っている。いいですか皆さん。私はやったことがないけど、夏のお中元と暮れのお歳暮。さらには普段のお使いごとは出世の大切なゴマスリ。レインボー君を見習って出世してください。