円安よ!!さようなら
4月28日の日銀の金融政策決定会合で、金融緩和政策の継続を賛成多数で決め、さらに長期金利を0.25%以下に抑えて超金融緩和路線を維持する事を明確にした。一方、アメリカでは5月4日のFRB(連邦準備制度理事会)のFOMC(連邦公開市場委員会)は0.5%の利上げとともに、6月からは量的緩和の縮小を始める事が決まった。つまり日本では緩和継続、一方米国では引締めをするという両国は正反対の決定になりました。現在の円安はあまりいい円安とは言えないと思います。日本の緩和と米国の引締めという日米の金利差拡大の結果が今の円安に繋がっていると思うからです。
さて今後についてですが、10年前は1ドル70円台後半という時もありました。今が130円前後ですので円の価値は半分になったという事。日本はこのままの金融緩和路線を継続していくと円安に歯止めは掛かりにくいと思います。
ではどうするか??円が市場にあふれかえっている現状での円安は致し方ないけど、米国同様引締めの方向に進まないと円安ストップは厳しいと思います。今ならアメリカの方向に同調したといった理由付けで引締めの方向に持って行っても何ら不思議ではありません。
日銀の今後の行方に要注意ですね。