コロナで気付かされた事



 時に崖っぷちから這い上がるとか、ピンチをチャンスに変えるとか、人間っていつもの何気ない生活で気付かなかった事から、今回のコロナ禍のように全く予想することができなかった事態になった時に、新しい発見があるものです。その一つに会社に出勤せずに在宅ワークで仕事をするとか、会議ではリモートワークにするとか、新しい試みが定着しそうな出来事があるものです。
 私個人を振り返ってみると、いつもだと寒い冬場には風邪で体調を崩し仕事を何日か休む事があったのだけれども、今シーズンを振り返ると全く体調を崩す事はなかったですね。というよりも体調が下降気味になる事態すら今シーズンは皆無でした。これは不要不急の外出は控えるとか、買い物に行ってもマスクを着用するとか、目的のものを買えばすぐに帰宅するとかで、極力外の空気に触れないようにした事がそうなったんじゃないかと思っています。帰宅すれば手洗いやうがいも欠かす事がなかったし、仕事や外出する時には必ずアルコールを持参し、気がつけばアルコールで手や指を小まめに消毒をしていましたね。こんな事は未だかつて無かった事だし、もしコロナが世界中で猛威を奮っていなければ、外出の自粛や小まめな消毒もする事はなかったでしょう。そう考えるとコロナは大変恐ろしい感染病だけれども、私自身には今まで考えもしなかった予防をするようになり、それが功を奏してかこの冬は体調を崩すことが無く、健康的な生活を送る事になった要因だとも思えるわけです。
 今でも首都圏では緊急事態宣言が発令され不自由な生活を強いられていらっしゃるけど、コロナによって違った自分を見つけられた事は貴重な経験だったと思います。