第80代桜花賞馬の血



 無観客で行われた競馬の第80回桜花賞(G1)に勝った馬の名はデアリングダクト。血統が父エピファネイア 母デアリングバード。これでデビュー以来無敗の3戦3勝となり、次走以降も期待が膨らむばかりだ。

 このデアリングタクトのお祖母さんにあたるデアリングハートという馬に縁があり、第80回桜花賞に注目していました。デアリングハートという馬は社台サラブレッドクラブで募集され栗東の藤原英昭厩舎に所属し、26戦4勝という好成績で走った馬です。府中牝馬S(G3)に勝ち桜花賞(G1)でも3着に来るなど2億5.836万円稼いだ孝行馬でした。そのデアリングハートが2歳時に40口で募集され、私は第1希望馬として申し込んだのですが、申込者が募集口数を上回ってしまったため抽選となり、その結果運悪く落選となってしまい、出資することが出来なかった馬なんです。たらればの話になってしまうけど、もし運よく抽選に当たって1口出資できていれば、賞金もがっぽり入ってきているので、翌年度以降の出資馬も高額馬に出資していただろうと思う。しかしデアリングハートの抽選に外れたため、他の馬に出資したのだがこれがものの見事に走らず未勝利で引退。翌年度にも第1希望の出資馬が抽選で外れたために、社台サラブレッドクラブを退会してしまったという経緯があったのです。

 デアリングハートの子供であり第80代桜花賞馬のデアリングタクトの母であるデアリングバード。この馬もお母さんと同じ藤原英昭厩舎に所属し、1戦未勝利で引退し繁殖馬になっています。

 デアリングタクトは2018年度のセレクトセールで1.296万円で落札されています。1歳下にも牝馬がいて父がエピファネイアということはデアリングタクトの全妹になりますね。全妹もセレクトセールで756万円で落札されており、美浦の黒岩陽一厩舎からデビューの予定です。生産者が長谷川牧場となっていることは社台ファームから出て行ってしまっているんでしょう。

 このような縁でデアリングタクトを応援していましたので、桜花賞に勝ってくれて大変嬉しいですね。今年は新型コロナウイルスの影響で無観客競馬になっています。今一つ盛り上がりに欠ける桜花賞になってしまいましたが、早く新型コロナウイルス騒動が終息して、次こそは多くのファンの目の前で勝ってほしいものです。次走はオークスか?NHKマイルか?注目ですね!!