XF10 PROVIAモードを試してみた
今はデジタル全盛期の時代ですが、私が一眼レフで本格的に撮影するようになった約15年前は、ちょうどフィルムからデジタルへの移行期のような時代で、どちらも使って撮影していました。
ただ時代の流れでフィルムからデジタルが主流になっていくのはわかっていましたから、段々とフィルムからデジタルに移行する人が増えてきていました。
私個人はフィルムのポジの発色が好きで、富士フィルムではないんだけどコダックのEV100をメインフィルムにして撮影していました。一方の富士フィルムではASTIAをごくたまに使う程度。コダックの色が好きなんですよ。うまく言える表現が思い浮かばないんだけど、コダックの色はフジの鮮やかさに比べると濁りがあるような感じ。ヨーロッパの絵画のを見ているような感じとでもいうか・・・。
そのコダックは倒産してしまいフィルムはもう手に入らないけど、フジのポジフィルムは今もカメラ屋さんで買えますね。フィルムカメラ(EOS-3)も持っているけど、コダックのフィルムが使えないんで、もうポジを買って撮影することは多分ないと思います。
XF10は富士フィルムのカメラなので、フジのフィルムシュミレーションが搭載されています。PROVIA、 Velvia 、 ASTIAなどそのフィルムで撮影したような仕上がりにしてくれるっぽいということなので、今回はPROVIAモードで撮影してみました。
どのくらい違うのかを知りたかったので、RAWで撮影したものを何もソフトで手を加えずにjpegに変換したものを載せておきます。
続いて2例目を。
いずれも最初の写真がPROVIAモードで撮影したもので、2枚目の写真がRAW現像後jpegに変換したものになります。
比較するシチュエーションがもうひとつなのか、はっきりした違いはこの2例ではわからないですね。というよりほとんど同じ。PROVIAではもう少し空が青くなってくれるかな?と思っていたんだけど、どちらも変わらないですね。逆に言えばそれだけよく写っていると思っていいんだと思います。
個人的に晴れの日を選んだのは、空の色に違いが出てくれると思ってのことなんだけど、また別の被写体を撮影してみて違いを感じられたら報告することにします。